Day 7 : JUHANNUSVALKEAT [trip]
実は既にヘルシンキのヴァンター国際空港に来ています。
なのでホントは"Day 8"です。
旅も終盤にさしかかって
成田への帰路につくところです。
あっという間の一週間でした。
できることならあと1ヶ月くらい放浪したい......。
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おそらく一年で最も”very quiet"だったヘルシンキで
その時だからこそ出会えた風景をご紹介します。
地元のお祭り、というのでしょうか。
Seurasaariというところで開催されていた
mid summerをお祝いする行事です。
水面で火を焚くんですね。
世界の車窓からに続いて
再び動画アップしてみます。
↓ こちら ↓
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地元のかたに尋ねたら"traditional"だといっていたし
年に一度のことですから
"very quiet"な時期も悪くなかったかも、と思ったり。
◆
そろそろフライトの時間が近づいてきたので
きょうはここまで。
目が覚めたら鹿島灘上空→成田に着陸かな。
Day 6 : フィンランディアの地へ [trip]
ノルウェイの歴史ある港町・ベルゲンを出発します。
フロイエン山から港を含めた街全体の眺望を
楽しむことができました。
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SASのシャトルバスを利用してベルゲン国際空港へ。
(利用するのはSASじゃなくてFinnairですけどね。)
雲の切れ間から見えるのは
フィンランドの緑の大地です。
1時間半ほどのフライトでヘルシンキのヴァンター空港に到着です。
ノルウェイ・スウェーデンとは1時間の時差があります。
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歴史的な背景からヘルシンキの街並みは
帝政ロシアに支配されていた頃の影響を
多く残しているそうです。
街の中心地にあるここでの滞在先はSOKOS HOTELといいます。
何の変哲もない外観ですが(失礼!)
部屋は今回の旅行の中で一番気に入りました。
広いし機能的だしデザインも優れているしで
とても居心地がよいところです。
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北欧都市交通の定番であるトラムに乗って
街を散策します。
エスプラナーディ公園に面したこの通りには
有名どころのブランドショップが見られます。
この通りにiittalaのコンセプトショップもあるので
何か探してみようかと思ってます。
◆
きょうの夕食は"KOSMOS"というレストランで
フィンランドの定番食材によるアンティパストと
トナカイの肉をいただきました。
こちらアンティパスト、ここにもトナカイ肉が使われています。
左手の燻製肉の薄切りがトナカイです。
そして少し甘みのあるソースでいただくトナカイ、
クセはなく食べやすいと思います。
赤ワインとよく合いました。
◆
さて、時間は遡ってヘルシンキへのフライトで
CAさんが訊いてきました。
CA「いつまでヘルシンキに滞在するの?」
自分「土曜までですよ」
CA「そう、今週末はね、街は"very quiet"だと思うわ」
自分「なぜ"quiet"なの?」
CA「今週末はmid summerのお休みを取るヒトが多いの、家族みんなで出かけちゃったりするから」
CA「だから静かに過ごせると思うわ」
......いゃいゃ、
別に静かに過ごすために来たわけでもないんですけど......。
そしてこの後、
"KOSMOS"にたどり着くまで
3軒ほどのレストランはすべて「きょうから週末までCLOSE」の張り紙が。
KOSMOSにしても
明日から金・土・日と休業なんだそうです。あぶないあぶない、きょう行っておいてよかった。
さて、そんな"very quiet"なヘルシンキ、明日はどうなるでしょうか...?
◆
おまけ。
ストリートミュージシャンの姿、
アコーディオンの旋律が美しく響いていました。
そして、
かもめです。
かもめ食堂にも行ってみよう。
Day 5 : ベルゲン急行 [trip]
きょうはベルゲン急行に乗ります。
完全に"世界の車窓から"的になってますが、笑。
オスロ中央駅から
ノルウェイの南西に位置する港町ベルゲンへ向かう列車です。
中央駅の姿です。
その建物は古い時代から受け継がれた部分と
近年になって改築されたと思われる直線的な造形の部分とがあります。
中にはタッチパネル式のチケット発売機が並んでいます。
8:11発のベルゲン行きは3番線からの発車です。
これです。背景に見えるのはSASラディソンホテルです。
1号車の"Komfort"を予約しました。
Komfortはそのまま英語のComfort、ですね。
自由に読める新聞・雑誌が準備され
窓に向かったサロン席も装備されています。
車内は木目と革張りのシートで落ち着いた色調です。
日本の乗り物ではなかなか見られない
素敵な内装だと思います。
たまたま向かいの席が空いているので
4人掛けのスペースを独占状態です。
Komfortではコーヒーも好きなだけいただけます。
さて、ベルゲン目指して出発です。
◆
ここからは世界の車窓からのベルゲン急行篇です。
急行列車はノルウェイの緑の森を
静かに颯爽と駆け抜けていきます。
この路線でおそらく標高が最も高いところと思われる
フィンセ駅です。
車内の電光掲示に"1222m"の表示が見えます。
フィンセ駅からの風景、この雪は夏の間も残るのでしょうか。
このあとは山の間を滑り降りるように
カーブを描きながら列車は進みます。
そしてベルゲン到着。
向かって右手が乗ってきた急行です。
ゆったりとした落ち着きのある車内で
雄大な自然を眺めながらの旅でした。
◆
フィンセ駅付近で録った動画をご紹介します。
少しだけでも旅の雰囲気が伝わりますように。
音声付です、ちょうど車内放送が流れていました。
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Day 4 : オスロへ向かう [trip]
ようやく馴染んできたと思ったのに
ストックホルムとお別れする時がやって来ました。
いいところだった。
次に訪れるなら
毎日晴天を希望します、笑。
◆
ストックホルム中央駅から
オスロに向かうInterCityに乗車します。
1等車は使い込んだちょっとレトロな風情です。
ついでに、といっては何ですが
他の車両の画像も。
これはX2000ですね。
あ、決して鉄ちゃんではありませんから、誤解ないように。
◆
ここからは「スウェーデンの車窓から」をお送りします。
ぃやぁ、なかなか写真を撮るのは難しい。
そもそも特急電車ですし
ガンガン飛ばして走ってるし
めまぐるしく風景も変わるしで
撮影もままならず。
あらためて思う、
「世界の車窓から」のスタッフって偉いですね。
窓から見える緑がササーっと線の様に見えるでしょう?
(見えないですか? 写ってないか...)
◆
オスロ中央駅に到着しました。
ここまで引っ張ってくれた機関車お疲れさま。
(繰り返しますが鉄ちゃんではありません。)
きょうのホテルは駅から徒歩5分ほどのところです。
この広さがストックホルムで欲しかった。
窓からの眺めもよい部屋です。
◆
オスロの街を散策します。決して大きな都市ではありません。
人口50万くらいだそうです。
市庁舎です。このデザインも好みですね。
通りを軍楽隊が行進してました。そのあとからついてゆく観光客(自分含む)。
大聖堂とトラムとH&Mを無理矢理1フレームに入れ込んでみました......。
トラムの車窓から。
停車場には運転間隔が大きく記されていて
とても解りやすいです。
山手線もあんなに細かい時刻表やめちゃって
「3分間隔ですー」にしてしまえばいいのに。
◆
地下鉄も環状線を含めて6路線があり便利です。
またまた色づかいが特徴的な地下鉄構内の様子。
これは地上、歩道に何か書いてあります。
詩なのか格言なのか。
歩行者用の信号機は
なぜふたり止まってるのでしょうか?
(ちなみに緑表示の歩くヒトはひとりです。)
この一角にあるテラスで夕食にしました。
ノルウェイに来たのだからノルウェイサーモンか?ということで
サーモンも使った海のスープをいただきました。白ワインと一緒に。
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さて、ノルウェイといえばムンクです。
街の中心から地下鉄で2駅移動して
ムンク美術館に行ってきました。
駅を出るとこじんまりとした指示板があります。
このピクトグラムも
なんだか可愛らしいですよね。
緑の美しい公園の一角にあります。
入館に際してのセキュリティチェックは空港並みに厳しく
ベルトのバックルにも反応します......。
手荷物もX線検査を通します。
さて、例によって中は撮影できませんが
「叫び」や「マドンナ」といった作品や
版画・リソグラフィによる特徴的な画風まで
ゆっくりと楽しめる
素敵な場所でした。
「叫び」をご覧いただけないので
お約束のこれを。
「叫び」ケーキです、笑。
併設されたカフェのテラスでいただきました。
こういうのに弱い性質で。
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今の季節、北欧の夜は明るいのです。
これが22:30頃の様子ですね。まだまだ続く北欧の旅。
Day 3 : 美しい空間 [trip]
ストックホルム3日目、明朝移動するので実質的には最終日です。
ストックホルムを訪れたら
必ず行ってみたいところがありました。
ここです。
ストックホルム市立図書館です。
外から観る造形も特徴的で美しいのですが
入館して建物中央へと続くアプローチを上ると
夢のある空間が広がっています。
わかりますか?
周囲360度を本に囲まれた構造なのです。
なんと美しいことか。
ストックホルム出身のアスプルンドという建築家に
よるものだそうです。
なんだか胸が高鳴りませんか?
時間を忘れそう。
◆
内装の赤い壁と
数多く飾られた絵画の白地との
コントラストが印象的なビストロに入りました。
18時台なのに満席の盛況です。
赤ワイン(ピノ・ノワール)と
カルパッチョと魚(何の種類だか聞いたけどわからない...)を
いただきました。
きょうは沢山歩いて沢山写真を撮ったけど
また別に紹介します。
◆
さて、初日のトラブルの件です。
オンライン予約しておいたはずの
寝台列車が取れてなかった!!
大失敗です。
確認mailがなかなか送られてこなかったので
不安になって中央駅のカウンタに直接訊いてみたら
姓・名どちらで検索しても出てこなかった......。ショック。
コンパートメント、楽しみにしていたのに。
仕切り直しで空席を確認してみましたが
時すでに遅く寝台は満席で2等席しかないとのこと。
ということで一日ここでの滞在を延ばして
明朝からの移動となったのです。
オスロでの滞在時間が殆どなくなってしまいました。
計画がかなり狂いましたけど
まぁ、こんなこともあります。
気を取り直して明日InterCityで
ノルウェイに向かいます!!
Day 2 : 雨のストックホルム [trip]
ホテルの部屋の窓からは
吹抜けのダイニングスペースが見えます。
テレビではローカルの天気予報が流れていて
スカンジナビア半島の上を
時計と反対方向に渦を巻くように
前線が延びていてそこに雨雲が停滞しているようです。
(という解説をしてるような気がする。)
きょうも雨です、ストックホルム。
◆
歴史を感じさせる街並みはどこも美しいですね。
雨が激しくなってきたのでトラムで移動かとも思ったのですが
行きたい方向とは違った......。
「欧州の人は少々の雨では傘をささない」
これは、出張でオランダ・ベルギーを頻繁に訪問してた頃に感じたことで
実際現地のメンバも「なんでお前はこれしきの雨で傘を出すのだ?」と
逆にこちらが変なヒト扱いだったことを思い出します。
当地のかたも強い、かなりの雨なのに
半数は傘なしで歩いているのです。そういうカルチャーなのか?
しかも寒い。気温が摂氏10℃とは。
海に近いところなので浜風も強く正直くじけそうですが。
主要ポイントをつなぐ水上交通・ボートと地下鉄とを使って
なんとか移動してゆく。寒い。
ボートの中から眺める街。
遠くに見えるのはスウェーデン国旗を掲げた城(?)。なんとなくかわいい風景。
(すみません、何の建物だか判りません......)
◆
降り続く雨の中の散策はつらいのでインドアに。
現代美術館は写真博物館・建築博物館を併設した建物です。
撮り方がヘタで今ひとつ雰囲気が伝わりませんね......。
中は撮影NGなのでこれだけです。
個人的には建築博物館がお薦め、規模は小さいですけど
精密な建築模型の展示に心躍りました。
(つくづく写真がなくて残念。)
◆
雨の公園にあったゴミ箱のオブジェ、
何かメッセージが書かれていますが
スウェーデン語なので何を訴えているのか......。
◆
街のあちらこちらに
多くの教会が見られることにも驚きました。
◆
今日のランチはユールゴーデン島にある
Blaportenというところで。
(正確には3文字目のaの上に"○"付き)
ミートボールを勧めるお店の彼に
「それは昨晩もう食べたから別のを」というと
サーモンになりました。
盛況で席がなかったので
屋根つきのテラス席で寒いなかの食事です。
寒いのにしっかりビールは飲んでます、笑。
昨晩のPELIKANでバーカウンタの兄さんに教えてもらった
地元のビール(らしい)「WISBY」を。とても軽い飲み口です。
◆
ストックホルムは水に囲まれた美しい都です。
カラダが冷え切ってしまいました。
明日は晴れますように。
Day 1 : another side : 着きました [trip]
成田を発ちました。
仕事じゃなくて海外に行くのは本当に久しぶりだなぁ。
昨年も直前のところで仕事が入って結局実現できなかったので
今年はかなり前から「休みますオーラ」で
防禦してきました。
実際、1週間くらい居なくたって大丈夫ダイジョウブ。
◆
そして、晴れて機上の人となりました。
このときロシアの上です。どの辺りかはまったく判りませんが。
鰯雲っぽいのの向こう側に凍っているかのような河の流れが
見えるのですが......見えづらいですね。
こういう画像って伝わらない、笑。
ランチを撮り損ねたので
着陸前に出された軽食を載せときます。
サラダボウルのデザインが可愛いぞ、Finnair。
◆
フィンランドに初上陸です。
乗ってきたフィンランド航空のエアバスA340です。
揺れもなく快適、ほぼ定刻とおりに到着。
けど今日のヘルシンキはトランジットだけで
このまま乗換えて向かった先は
雨のストックホルムでした。雨、残念......。
Baggage Claimから見える2Fのカフェも
何となくおしゃれに見えてしまう......。
雨の中、シャトルバスでストックホルムの中心街へ。
バスのターミナルはストックホルム中央駅に隣接していて
更に滞在するホテルも駅から至近の位置にあります。
部屋はこんな感じで。
予想していたよりかなり狭い、笑。が、ひとりだからこれでもいいかな。
◆
既に19時を回っていたので食事に出ました。
地下鉄に乗って中央駅から4つめのSkanstull駅で下車し
徒歩5分ほどの路地にあるPELIKANで夕食です。
この右側の半月状のがクラコットのような食感で
おいしかったです。
5-6月のヨーロッパといえば
ホワイトアスパラは外せないよな、と勝手な思い込みがあって
頼んでしまいました。
メインはスウェーデンの定番料理らしいこれです。
ミートボール。でかい......。
ストックホルムの人たちのソウルフードなのでしょうか。
少し甘めのソースとスパイスの効いたミートボールが
良く合ってました。
そうそう、店の雰囲気は古きよき時代の趣があって
とても素敵でした。
◆
話は変わりますがヨーロッパの鉄道って
本当にデザインとカラーリングが秀逸ですね。
ストックホルムの地下鉄もこれで。
ドアとシートが青で
手すりが黄色(金)の配色にしてあって
ちゃんとスウェーデンカラーになってます、笑。
◆
ホテルに帰る前に
鉄道の切符を買おうとしたところで
ちょっと困ったことになりました。
つづきはまたあした。